【バイク免許】50代 ミドル世代の挑戦(その24)

19歳で車の免許を取って以来、30数年ぶりに教習所に通い、免許取得を目指しています。
元々、ドジなのか、運動神経やバランス感覚が衰えているのか日々、悪戦苦闘しています。
こんな僕でも免許が取れるんだと同年代の免許取得を目指す方の励みになればと思います。

普通二輪教習21日目:卒業検定

前回の第二段階みきわめから一週間ほど時間が開いてしまいましたが、いよいよ卒業検定です。
天気予報は雨、しかも大荒れの天気になるらしい。まだ試練があるのかと思いましたが、ここまで来たら開き直って臨むだけです。

検定開始前に…

検定の開始時間までロビーで待機します。
特にすることもなく、スマホで時間を潰します。
時間が迫るにつれて緊張感も高まります。そんな時、アップルウォッチがブルッと震えます。
画面を確認すると… 「高い心拍数 安静時と見られる10:39から始まった10分間に心拍数が120BPMを超えました」と。さすがAppleと感心しつつ、緊張してるから当たり前やと心でツッコミを入れます。(その後も何度かブルッと来ました(笑))
そうしているうちに検定の時間となり集合が掛かります。

検定前の説明

別室に移動し、検定用のゼッケンと検定の注意事項などの説明を受けます。
40人くらいは居たでしょうか?平日ですが結構な人数が受検します。
4グループに分けられ、私は3グループのゼッケン1番です。
検定コースは1コース。走り慣れたコースだったので少し安心しました。
諸々の説明を受けてコースの方に移動し、検定の準備をします。
天気予報通りの大荒れの天気ではありませんでしたが、雨は降っていますのでレインウェアを来て
検定に臨みます。

いざ検定開始

1グループから順番に行くと思っていたのですが、各グループ1番からスタートとなるようです。なので、実質3番手スタートです。後の人たちがガン見する中での教習はさらに緊張感を高めます。プロテクターを付けヘルメットを被り準備をします。

1グループの1番手がスタートし検定が始まりました。すぐ、自分の順番が来ました。
後方確認からバイクを起こしミラーを合わせエンジンを始動。合図を出してスタートします。
緊張するとクラッチを早く放してしまうので、ここは我慢です。スムーズにスタート出来ました。

検定前半

スタートし、外周を一周した後はスラロームです。ここはタイムは捨てクリアすることだけを意識しました。パイロンに接触することなくクリア。次のセクションの障害物をよけるところで後ろに次の教習生が迫っていましたが、気にせずに次のセクションに向かいます。今のところ自分的に大きなミスはなし。安全確認も大げさにアピールします。

検定の山場、S字・平均台・クランク・坂道発進へ

ここからが難関セクションになります。とは言っても問題となるのは平均台です。
S字を抜け、いよいよ検定の最大の山場、最難関の平均台です。
ここで落ちてしまえば全てが台無しです。
停止線に停まり、深呼吸しスタート。バランスを崩しそうでしたが、何とかこらえて無事に渡り切りました。渡り切った瞬間「よっしゃー!」と叫んでいました(笑)
その後は気も楽になりクランクも楽勝、踏切を越えて坂道発進です。

まさかの…

順調に来ていて油断したのか、坂道でエンストしてしまいました。しかも止まるときに(苦笑)
教習中はエンストしたら再スタートに焦り、何度もエンストしていましたが、すごい冷静にエンジンを掛けて何事もなかったように再スタートします。よく冷静になれたと自分でも驚きです。

いよいよフィニッシュ!

坂道発進を抜けると最後は急制動になります。
指定速度(40km)までスピードを上げられるかが勝負です。
今日は路面が濡れているので制動距離も11mから14mに変更されています。
早めにシフトアップし、アクセルを捻り40kmに達したことをメータで確認しパイロンでブレーキング。12mほどで停止出来ました。
全てのセクションをクリアし発着点に戻りエンジンを停止し降車し検定終了です。

教官からの総評

検定が終了すると発着点横にあるインターホンが鳴り、教官から検定の総評をもらいます。
・スラロームが大事に行きすぎてタイムの減点が出てしまっていた。
・S字に入る前に膨らんでいたので左に寄せた状態から進入するように。
(膨らんでしまうと実際の道路では自転車等を巻き込んだりする可能性があるため)
・エンストしたこと。(すぐに再スタート出来ているので特にそれ以上のことは言われませんでした)
それ以外は上手く出来ていたと思いますということで、結果を待ちます。

運も味方?

自分の番が終わり、しばらく後の人を見ていましたが、後になると次の時間の教習の人もコースに入るので安全確認など(進路妨害しないよう一旦停止する)のハードルが上がることになります。自分の時はコースに検定を受ける人が数名だったので、そこをあまり気にしなくてよかったので、今思うとラッキーでした。

結果発表

無事に検定は終了できたとは言え、スラロームの減点、細々した減点などがあるので安心はできません。全ての検定が終わるまでロビーで待機することになりますが、その時間がとても長く感じました。
1時間余りで放送が入り別室に誘導されます。
全員が席についたところで、担当の教官から「ここにいる人は全員合格です!」と一言。
嬉しさと安堵で何とも言えない気持ちになりましたが、ようやくゴールにたどり着くことが出来ました。卒業証明書の準備の間にアンケートがあったのですが、もう感謝の言葉を枠いっぱいまで記入しました。この後は卒業証明書をもらい、試験場での手続きの説明を受けて終了です。

最後に教官の方々にお礼を言いたかったのですが、教習中だったので諦めて帰りました。

まとめ

50歳を超えてのチャレンジでしたが、最初は上手く行かず、何度も心が折れそうになりました。
人より時間も掛かりましたが、無事に合格することが出来ました。
ミドル世代の方で苦戦している人も多いと思いますが、ストレートに行かないとダメとか思わず、時間が掛かって当たり前くらいの軽い気持ちで諦めずに続けて行けば絶対に合格することが出来ます。

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