納車から約1年が経ち、走行距離も7,000㎞ほど走りました。 50代のバイク初心者が感じたKawasaki Ninja400のインプレッションをしてみたいと思います。
軽い車体とパワフルなエンジンで人気のNinja400。しかし、気になるポイントも…
2023年モデルのカワサキ Ninja400は、軽量で扱いやすい車体、パワフルなエンジン、そしてスポーティーなデザインで、400ccクラスの中でも高い人気を誇るスポーツバイクです。しかし、すべてのバイクにメリットとデメリットが存在するように、Ninja400にもいくつかの気になるポイントが存在します。
圧倒的な軽快感と扱いやすさ
Ninja400最大のメリットは、その軽快な車体と扱いやすさです。167kgという乾燥重量は同クラスの中でも軽量で、取り回しが非常に楽です。また、シート高も低く、足つき性に優れているため、初心者ライダーでも安心して乗ることができます。
エンジンは398cc水冷並列2気筒で、最大出力48PS、最大トルク38Nmを発揮します。力強いトルクとスムーズな吹け上がりにより、街乗りからワインディングまで幅広いシーンで気持ちよく走ることができます。
さらに、ハンドリングも軽快で、ワインディングでの切り返しもスムーズに行えます。車体全体のバランスが良く、意のままに操れる感覚は、まさにスポーツバイクの醍醐味と言えるでしょう。 初心者でも上手くなったと勘違いしそうになります。
アシスト&スリッパ―クラッチのお陰かクラッチも軽く、渋滞など頻回にシフトチェンジする場合、非常に助かります。
長距離走行での疲労感と使いにくいアイテム
しかし、Ninja400にはいくつかの気になるポイントも存在します。
1)振動
まず、Ninja400の最大のデメリットであろう振動です。
高回転域での振動が大きく、走りだしから振動を感じ、しばらく走っていると手が痺れてしまいます。 痺れてしまうと微妙なアクセルの操作やブレーキやクラッチレバーの操作に支障が出るくらい感覚が無くなるため、長距離走行では疲労感が大きくなります。特に高速道路での巡航では、振動が顕著となり80㎞/hを超えるとハンドル以外に、シートからお尻に振動が伝わり、そのこそばゆさが不快に感じる人もいるかもしれません。
対策1
私は振動対策として社外品のバーエンドヘビーウェイトと取り付けました。 こちらはハンドルのバーエンドを重たいものに交換することで振動を抑えるというものです。 交換してからは劇的に振動が減り痺れもほとんどなくなりました。
人によってはグリップを耐震性の物に変えたりする方もいらっしゃるようです。
2)ヘルメットロックの位置
また、ヘルメットロックの位置がシート下にあるため、ヘルメットの着脱が少し面倒です。せっかく標準装備で付いているのに、もう少し使いやすい場所に設置してほしいと感じました。
対策2
毎回ヘルメットをロックするたびにストレスになっていましたので、社外品のヘルメットロックリロケーションステーと言うものを使い別の場所に移設しました。 こちらも効果は絶大でヘルメットロックの使い勝手が大幅アップとなりました。移設作業も自分で簡単にできますのでやって損はないです。
3)ハザードスイッチが無い
さらに、ハザードスイッチが無いのも残念なポイントです。400ccクラスのスポーツバイクとしては、安全面も考慮して、やはり標準装備してほしい装備の一つです。 (半年遅れで新発売となったエリミネーターにはハザードスイッチが付いています。)
対策3
対策品としてハザード付きのスイッチボックスが売られているのですが、電気系統を触るので 素人の私にはちょっとハードルが高く購入を躊躇しています。
まとめ:軽快さを追求したスポーツバイク
Ninja400は、軽快な車体と扱いやすいエンジン、そしてスポーティーなデザインが魅力的なスポーツバイクです。しかし、高回転域での振動や使いにくいアイテム類など、いくつかの気になるポイントも存在します。
これらの点を踏まえ、Ninja400は主に街乗りやツーリングを楽しむライダーにおすすめのバイクと言えるでしょう。長距離の高速道路ツーリングをメインに考えている場合は、振動対策やスイッチ類の使いやすさなどを考慮した他のモデルを選ぶのも良いかもしれません。
このブログ記事が、Ninja400の購入を検討している方にとって少しでも参考になれば幸いです。
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