180SXを手放した日―走りを残したかったからアベニール・サリューGTターボを選んだ | Ride Horizon Log

180SXを手放した日―走りを残したかったからアベニール・サリューGTターボを選んだ

180SXとの時間は、いつまでも続くと思っていた。
でも、少しずつ周囲の環境が変わっていった。

アウトドアブームが始まり、友人たちはテラノやハイラックスなどに乗り換えていった。
自分も、少し違う車に乗ってみようと思った。
ただ、一つだけ譲れないものがあった。

走る部分は残したかった。

そこで選んだのが、アベニール サリューGTターボだった。

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「走り」を完全には捨てなかった

アベニールはNISSANのステーションワゴン。
180SXとは、まったく毛色の違う車だ。

でも、乗り換えたのは、SR20DETを搭載し、アテーサ・フルタイム4WDを採用したGTターボというグレードだった。

荷物も積める。
アウトドアにも使える。
そして、アクセルを踏めばちゃんと走る。

当時の自分にとって、そのバランスがちょうど良かった。

今振り返ると、180SXからアベニールへの乗り換えは、「走りを捨てる」というより、

「走り方を変える」

ということだったのかもしれない。

車は、その時の生活を映す

180SXに乗っていた頃は、自分が楽しむための車だった。
でも、その後は結婚し、子どもが生まれた。

妻も運転する。
家族で使う。
子どもを乗せる。

車に求めるものは、少しずつ変わっていった。

キューブ、ワゴンR、そしてセレナ。
気がつけば、自分のための「走る車」からはずいぶん遠ざかっていた。

でも、180SXで感じた楽しさまで消えたわけではなかった。

ただ、生活の中で優先順位が変わっただけだった。

180SXを手放したことを後悔しているわけではない

今でも180SXのことを思い出す。

だからといって、手放したことを後悔しているわけではない。
あの時は、それが必要だった。

車というのは、その時の自分の生活によって選ぶものでもある。
若い頃は、自分が楽しむための車、その後は家族のための車。

どちらが正しいということではない。
その時に必要な車が違っただけだ。

そして、その時々の車には、それぞれの思い出がある。

180SXには「走ること」の思い出。

その後の車には「家族と過ごした時間」が残っている。

だから、自分の車歴を振り返ると、単なる車の乗り換えではなく、その時々の人生が並んでいるように感じる。

そして、時間は流れていった

アベニールの後、キューブとワゴンRの2台持ち。
その後はC25セレナとモコ。
さらにルークス、そしてC26セレナ。

気がつけば、ずいぶん長い時間が過ぎていた。

180SXから離れて30年近く。

それでも、走ることが好きという感覚はなくならなかった。
ただ、家族を優先する生活の中で、しばらく眠っていただけなのだと思う。

そして今、その時間が少しずつ戻ってきている。